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あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。

旧年中は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申しあげます。

本年も変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い申しあげます。

年末年始は、皆さんどのように過ごされましたか?

3年ぶりに行動制限がない年末年始となったので、旅行や帰省等された方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

テレビでは、空港や駅で多くの人が行きかう様子が映し出され、交通機関の利用者数もコロナ前の数字を徐々に取り戻しつつあるようですね。

とはいえ、日々、新型コロナウイルスの新規感染者のニュースは流れ、まだまだマスクも手放せない毎日です。

今年はコロナ前の日常が送れるような年になるといいですね。

現在、群馬県では群馬県新型コロナ検査無料化事業の『感染拡大時の一般検査事業』を行っています。(2023年1月31日まで)

感染不安のある下記に該当する方は、当検査所でも検査を行っております。

 ・無症状の方
 ・濃厚接触者ではない方
 ・群馬県在住の方

また、県外在住者の方も、『ワクチン・検査パッケージ等定着促進事業 』により、旅行や帰省等される方は、条件はございますが、無料で検査を受けられます。(2023年1月12日まで)

詳しくはこちらをご確認ください。↓ ↓ ↓

【群馬県新型コロナ検査促進事業の実施について】

受付時間:月~金 10:00~16:00
(土日祝日はお休み)

検査会場:高崎市あら町5番地1

TEL:027-321-3000(株式会社メディック)

HIV感染症について

いよいよ年も押し迫り、今年もあと少しで終わりですね。

前回に引き続き、今回はHIVについてさらに詳しくお話いたします。

HIVとは、Human Immunodeficiency Virus(ヒト免疫不全ウイルス)のことで、ヒトの体をさまざまな細菌、カビやウイルスなどの病原体から守るのに大変重要な細胞である、Tリンパ球やマクロファージ(CD4陽性細胞)などに感染するウイルスです。

HIVに感染すると、それらの細胞が体内から徐々に減少していくことで、免疫力がゆっくり低下していき、無治療のまま数年経過すると免疫不全状態となり、日ごろかかることのない様々な病気にかかりやすくなり、エイズ(後天性免疫不全症候群)を発症します。

HIVの症状

HIV感染の経過は感染初期(急性期)、無症候期、エイズ発症期の3期に分けられます。

Ⅰ.感染初期(急性期)

HIVに感染すると、数週間以内に発熱、咽頭痛、筋肉痛、皮疹、リンパ節腫脹、頭痛などのインフルエンザに似た症状が出ることがあります。症状は全く無自覚の程度から、無菌性髄膜炎に至るほどの強いものまで、その程度は様々です。

初期症状は数日から10週間程度続き、多くの場合自然に軽快します。
しかし、この症状からはHIV感染をしているかどうかを確認することはできません。
HIV感染後、通常6~8週間経過して、血液中にHIV抗体が検出されるので、この時期に検査によってHIVの感染が判明すると、その後の治療及び経過に有効になります。

Ⅱ.無症候期

初期症状が落ち着いた後、自覚症状のない時期(無症候期)が数年続きます。この期間は、HIV感染症に特徴的な症状はほとんどありませんが、性感染症や肝炎、繰り返す帯状疱疹、ヘルペス、結核や口腔カンジダ
、赤痢アメーバなどがきっかけとなってHIV感染が判明することも少なくありません。

Ⅲ.エイズ発症期

HIV感染後、治療が行われないとさらに進行し、病気とたたかう抵抗力(免疫)が低下し、本来なら自分の力で抑えることのできる病気(日和見感染症)や悪性腫瘍などを発症するようになってしまいます。

HIVの検査

HIV検査は偽陽性判定を防ぐ目的で、『スクリーニング検査』と『確認検査』の2段階で行われるのが一般的です。

最初に行われる『スクリーニング検査』は、感染検体を漏らさず検出することが求められることから、検出感度が優先される検査方法で検査を行います。
しかし、検出感度が優先されるので、本当は感染していないのに【陽性】の結果が出てしまうことがあります(このような誤った陽性のことを【偽陽性】と呼んでいます。)

そのため、『スクリーニング検査』で陽性が出た場合に受けるのが、『確認検査』です。
この『確認検査』によって、陽性の判定が出ると、HIV感染が確定となります。

-検査を受ける時期について-

・感染の有無をはっきり確認したいとき
感染の可能性のある機会があって3か月以上たってから検査を受け、【陰性】と出た場合は、感染していない と考えられます。(確定検査)

・ 感染のことがどうしても心配になったとき
感染がとても心配な場合は、感染の可能性のある機会から6~8週間経過後に検査を受けることで、ひとつの目安を得ることができます。ただし、結果が【陰性】と出てもその結果を最終的に確認するためには、感染の機会から3か月以上たってからの再受検が必要となります。

HIVの治療

HIVの治療は、作用の異なる抗HIV薬を組み合わせて服用する多剤併用療法が標準治療法となっています。近年は、これらの薬剤が1錠になった薬が使用可能となり、1日1回1錠という治療が一般化してきました。

抗HIV薬は、HIVの増殖をおさえ、免疫力を維持することを目的としています。
近年の医療の進歩と治療薬の開発により、薬をきちんと飲み続けることで、エイズの発症を防いで、感染していない人と同じように、健康的な社会生活を送ることができるようになっています。

しかしながら、現在のところ、HIVを完全に体内から取り除くことはできないため、薬をきちんと飲み続けることが大変重要です。

HIVの予防

HIVは、性的接触、血液によるもの、母子感染と感染経路が3つに限られています。

中でも、性的接触による感染は最も多い感染経路です。
クラミジアや梅毒、淋菌、性器ヘルペス感染症などの性感染症にかかると、性器の粘膜が壊れてHIVに感染しやすくなります。

このため、性行為ではコンドームを正しく使用することが大切です。コンドームの正しい使用はHIVに限らず、それ以外の性感染症予防にとっても有効な手段です。

また、HIVウイルスはとても弱いウイルスで、血液や体液を介して接触がない限り、日常生活では感染する可能性は極めて低いウイルスです。正しい知識を持った上で予防することが大切です。

現在では、HIVはきちんと服薬し続ければ、ウイルスの増殖を抑え込むことができ、エイズへと至ることはほとんどなくなりました。そのため、HIVを早期に発見し、適切な治療をはじめることがとても重要です。

【HIVの検査はこちらから】

≪参照資料≫

AIDS(後天性免疫不全症候群)とは  国立感染症研究所

エイズQ&A-HIV/エイズの知識 API-Netエイズ予防情報ネット

ストップエイズ!まずは早めに「HIV検査」を  政府広報オンライン

HIVとAIDS(エイズ)の違いをご存じですか?

HIVとAIDS(エイズ)は、しばしば同じものとしてとらえられることがありますが、実際の意味はそれぞれ異なります。

HIVは「ヒト免疫不全ウイルス」という、免疫力を低下させるウイルスのことです。

一方、AIDS(エイズ)は「後天性免疫不全症候群」と訳され、HIVに感染することで、免疫力が低下し、普段は感染しない病原体にも感染しやすくなり、さまざまな病気を発症する状態のことをいいます。
HIVに感染し、抵抗力が落ちることで発症する疾患のうち、代表的な23の指標となる疾患が決められており、これらを発症した時点でエイズ発症と診断されます。

・HIVの感染経路

1)性的接触

性的接触による感染は最も多い感染経路です。HIVは主に血液や精液、膣分泌液に多く含まれています。HIVは感染者の血液・精液・膣分泌液から、その性行為の相手の性器や肛門、口などの粘膜や傷口を通ってうつります。

2)血液によるもの

血液を介しての感染は、HIVが存在する血液の輸血や、覚せい剤などの依存性薬物の“回し打ち”による注射器具の共用などによって感染します。輸血については、現在、日本赤十字社においてすべての献血血液について非常に厳格なHIV検査を実施しているため、感染の危険性は極めて低いです。

3)母子感染

母子感染は、出産時の産道感染、胎内感染、母乳による感染があげられます。

HIVウイルスはとても弱いウイルスで、血液や体液を介して接触がない限り、日常生活では感染する可能性は極めて低いウイルスです。唾液や涙等の分泌液中に含まれるウイルス量は存在したとしても非常に微量で、お風呂やタオルの共用で感染した事例は今のところ報告されていません。

・日本国内におけるHIV感染者/AIDS患者の推移

日本では1985年に初めてエイズ患者が報告され、2021年までにHIV感染者23,231件、エイズ患者10,306件、合わせて33,537件の報告がありました。2021年1年間の新規報告者数は,HIV感染者が742件、エイズ患者が315件、合わせて1,057件となり、2013年の1,590件の新規報告数をピークとして、減少傾向となっています。


(厚生労働省エイズ動向委員会データより作成)

 

HIV感染症やエイズの治療方法は大きく進歩し、エイズはもはや「死の病」ではなくなりました。
HIV感染やエイズの発症を予防するためには、感染経路を正しく理解したうえで予防し、疑いがあるときは迷わず検査を受け、感染が認められた場合は、早期に治療にとりかかることが大切です。

【HIVの検査はこちらから】

次回は、HIVについて詳しくお話しします。

≪参照資料≫

HIV/エイズって何? HIV検査相談マップ

エイズQ&A-HIV/エイズの知識 API-Netエイズ予防情報ネット

令和3(2021)年エイズ発生動向年報 API-Netエイズ予防情報ネット

12月1日は世界エイズデーです

皆さんは、HIV/エイズに関する正しい知識はお持ちですか?

エイズが社会問題となった1980年代は、HIV感染者やエイズ患者に対する有効な治療法がなく、エイズは『死に至る病である』と、世界中でとても恐れられていました。
そのため、エイズ発症の原因となるHIVウイルスの感染経路は、性的感染、血液感染、母子感染に限られていますが、そういった正しい情報が十分に伝わらず、HIV感染者やエイズ患者は差別や偏見に苦しめられていました。

世界エイズデー(World AIDS Day:12月1日)は、世界レベルでのエイズのまん延防止と患者・感染者に対する差別・偏見の解消を目的に、WHO(世界保健機関)が1988年に制定したもので、毎年12月1日を中心に、世界各国でエイズに関する啓発活動が行われています。

世界エイズデーキャンペーンをはじめ、HIV/エイズに関する運動では、“レッドリボン(赤いリボン)”がシンボルとなっています。
”レッドリボン”がエイズのために使われ始めたのは、アメリカでエイズが社会的な問題となってきた1980年代の終わりごろでした。このころ、演劇や音楽などで活動するニューヨークのアーティスト達にもエイズがひろがり、エイズに倒れて死亡するアーティスト達が増えていきました。そうした仲間達に対する追悼の気持ちとエイズに苦しむ人々への理解と支援の意思を示すため、“赤いリボン”をシンボルにした運動が始まりました。

そして、その考えに共感した人々によって国境を越えた世界的な運動として発展し、UNAIDS(国連合同エイズ計画)のシンボルマークにも採用されています。
”レッドリボン”は、あなたがエイズに関して偏見をもっていない、エイズとともに生きる人々を差別しないというメッセージです。

現在は、治療法の進歩により、HIV陽性者の予後が改善された結果、HIV陽性者は感染の早期把握、治療の早期開始・継続によりエイズの発症を防ぐことができ、HIVに感染していない人と同等の生活を送ることが期待できるようになりました。また、治療を継続して体内のウイルス量が減少すれば、HIVに感染している人から他の人への感染リスクが大きく低下することも確認されています。

しかし、現状はそうした変化が正確な情報として十分に伝わっているとは言えず、有効な治療法がなく死に至る病であった時代の認識にとどまっている場合が少なくありません。そのことがHIV感染を心配する人たちを検査や治療から遠ざけ、また、差別や偏見を招く要因の一つになっているとも言われています。

皆さんも、この機会に、HIV/エイズに関する正しい知識を身につけ、HIVの早期発見のために、不安があれば迷わず検査を受けてみてはいかがでしょうか。

【HIVの検査はこちらから】

≪参照資料≫

12月1日は「世界エイズデー」 厚生労働省

API-Net エイズ予防情報ネット 公益財団法人 エイズ予防財団

群馬県新型コロナ検査促進事業の延長について

最近は紅葉も見ごろを迎え、天気のいい日はどこかへ出かけたくなるような毎日ですね。

一方で、寒さは徐々に厳しくなり、今年は新型コロナウイルス感染症とインフルエンザとの同時流行も心配され、新型コロナウイルス感染症の新規感染者は全国で増加の一途をたどっています。

それに伴い、群馬県では、【群馬県新型コロナ検査無料化事業】の『感染拡大時の一般検査事業』を12月31日(土)まで延長いたしました。

【群馬県新型コロナ検査促進事業の実施について(検査無料化事業)】

群馬県より要請を受け、感染不安のある下記に該当する方は、引き続き、当検査所でも検査を行っております。
・無症状の方
・濃厚接触者ではない方
・群馬県在住の方

【当検査所の新型コロナ無料検査について】

群馬県在住がわかる身分証明書をお持ちの上、検査会場までお越しください。

受付時間:月~金 10:00~16:00

(土日祝日休み)

※なお、12月29日(木)~12月31日(土)は休業日となります。

検査会場:高崎市あら町5番地1

TEL:027-321-3000(株式会社メディック)

淋菌感染症について

最近は急に寒くなり、いよいよ冬が近づいてきた感じがしますね。

今日は、性感染症(STD)の一つの淋菌についてお話ししたいと思います。

淋菌感染症は、淋菌という細菌の感染による性感染症です。淋菌は弱い菌で、患者の粘膜から離れると数時間で感染性を失い、日光、乾燥や温度の変化、消毒剤で簡単に死滅しますが、性行為や性交類似行為で感染する確率は高いとされています。

日本では、淋菌感染症は感染者の多い性感染症の一つで、感染者は男女とも20代の若年層に多く見られます。
男女別でみると、男性の感染者の報告数の方が多いですが、女性は自覚症状に乏しく受診の機会が少ないことも要因の一つと考えられています。

淋菌感染症の症状

2 ~7日の潜伏期を経て、男性では、尿道から感染して急性尿道炎を起こし、濃い黄白色の膿性の分泌物の出現や排尿痛、尿道口の発赤がみられます。そのまま放置すると、前立腺炎、精巣上体炎となり、不妊症の原因にもなります。
最近では、男性の場合でも症状が典型的でなく、粘液性の分泌物であったり、場合によっては無症状に経過する場合もあります。

一方、女性では、黄色い膿のようなおりものや、排尿痛などの症状がありますが、多くの場合、無症状に経過します。淋菌感染症は、子宮の入り口が炎症する子宮頚管炎の原因にもなり、炎症がさらに進行していくと、子宮内膜炎、卵管炎等の骨盤内炎症性疾患を起こし、不妊症や子宮外妊娠の原因にもなります。

また、妊娠中に淋菌に感染すると、早産や流産を引き起こしたり、出産中に産道で赤ちゃんに感染することもあります。

淋菌は咽頭や直腸にも感染し、これらの部位も感染源となりますが、症状が自覚されないことが多いです。

淋菌感染症の検査

淋菌の検査は、感染部位や症状に合わせて、尿の採取、患部をぬぐう、うがい液の使用などにより感染の有無を調べます。 感染を検査する方法には、核酸増幅検査(リアルタイムPCR法、SDA法、TMA法など)、抗原検査、抗体検査があります。核酸増幅検査は、検出感度が高く、1つの検体でクラミジアとの同時検出、鑑別が可能であるため、混合感染の診断にも有用です。しかし、淋菌の生死にかかわらずに検出してしまうため、治療後の検査のタイミングや判定には注意が必要です。

淋菌感染症の治療

淋菌感染症の治療には、抗菌薬が有効です。点滴での処置や、筋肉注射、経口による服用など、症状や合併症などを考慮して医師が判断します。抗菌薬は医師に処方された分をきちんと服用しきることが大切です。途中で服薬を中止すると、再び淋菌が勢いを増し、完治しない可能性があります。

淋菌感染症の予防

淋菌感染症の予防には、コンドームを使用することが有効ですが、コンドームが覆わない部分の皮膚や粘膜に感染部位があるとその部分から感染します。

淋菌感染症は、自覚症状がない場合も多いため、気が付かないうちに感染していたり、パートナーに感染させていることが多い感染症ですので、パートナー等と一緒に検査を受けることも大切です。
また、一度完治しても、感染を繰り返すことがありますので、再感染の予防が必要です。

【淋菌の検査はこちらから】

梅毒の感染者数が1万人を超えました

梅毒の感染者数が急増しています。

国立感染症研究所が週ごとに公表する感染症発生動向調査(速報値)によると、今年初めから10月30日までに10,465件の梅毒の症例が報告され、2021年の年間の症例数7,875件を大きく上回り、すでに1万件を超えました。

梅毒は昔の病気、というイメージを持っている方もいるかと思いますが、2010年以降、梅毒の感染者数は徐々に増加傾向にあります。

(国立感染症研究所感染症動向調査より作成 ※2022年は10月30日報告分まで)

2010年には600件ほどだった梅毒患者の報告件数が、2018年には全国で7,000件近く報告され、その後いったん減少傾向が見られましたが、コロナ過の2021年に再び増加に転じました。

(国立感染症研究所感染症動向調査より作成 ※2022年10月2日報告分まで)

また、年齢別でみると、男性は20~50代と幅広い層で感染者がみられますが、女性は20代の若い人たちが感染者の中心となっています。

感染者が増加した要因としては、はっきりした理由はわかっていませんが、SNSの普及により、不特定多数の人と性交渉をする機会が増えたことや、性風俗サービスの多様化、また感染の流行を受け、検査数が増加したことも理由の一つと考えられています。

梅毒は梅毒トレポネーマという病原体の感染によっておこる性感染症です。

梅毒トレポネーマがリンパ節に侵入し、時間の経過とともに血液を巡って全身に広がっていきます。

梅毒は、症状が現れる時期と症状が自然に消える時期を交互に繰り返しながら進行します。

感染後約3週間~6週間後の第Ⅰ期では、感染がおきた部位(陰部、肛門、口など)に、初期硬結(しこり)や硬性下疳(潰瘍)が見られたり、リンパ節の腫れなどの症状が出てきますが、無症状の場合もあります。

しかし、症状が出た場合でも、無治療のままでいても、やがてそれらの症状は消失していきます。

第Ⅰ期の症状が一旦消失した後、4~10週間の潜伏期を経て、手のひらや足の裏など、全身に赤い発疹(梅毒性バラ疹)が出てきます。これが第Ⅱ期です。
この時期には、発熱、倦怠感等の全身症状に加え、泌尿器系、中枢神経系、筋骨格系の多彩な症状を呈することがあります。
第Ⅰ期同様、無治療でも数週間~数か月で症状はおさまってきます。

さらに無治療のまま年数が経過し、晩期顕症梅毒に進行すると、皮膚や筋肉、骨などにゴムのような腫瘍(ゴム腫)が発生し、やがては心臓、血管、脳などの複数の臓器に病変が生じ、場合によっては死亡に至ることもあります。

現在では、比較的早期から治療を開始する例が多く、抗菌薬が有効であることなどから、晩期顕症梅毒に進行することはほとんどありません。

感染予防としては、不特定多数の人との性的接触を避けることや、コンドームを使用することが大切です。

梅毒は、治療をしなくても症状がなくなることがありますが、自然に治ることはありません。

早期に治療すれば治る病気ですので、性器などの感染部位にしこりがあるなど、梅毒が疑われる症状がある場合は、早めに検査し、医療機関を受診しましょう。

【梅毒の検査はこちらから】

≪参照資料≫

日本の梅毒症例の動向について(国立感染症研究所)

梅毒とは(国立感染症研究所)

11月になりましたね

今日から11月ですね。一時の寒さも少し和らいだ気がしますが、気が付いたら、今年も残すところあと2か月となってしまいました。月日が経つのは早いですね。

一方、新型コロナウイルス感染症の新規感染者数は、最近は下げ止まり、ほぼ横ばいか少しずつ増加の傾向にあるようです。

今年は、海外からの入国制限が緩和されたことや、国内での行動制限もなくなったことで、インフルエンザとの同時流行も心配されますよね。

群馬県では、群馬県新型コロナ検査無料化事業の『感染拡大時の一般検査事業』を11月30日(水)まで、延長いたしました。

【群馬県新型コロナ検査促進事業の実施について(検査無料化事業)】

群馬県より要請を受け、感染不安のある下記に該当する方は、引き続き、当検査所でも検査を行っております。
・無症状の方
・濃厚接触者ではない方
・群馬県在住の方

【新型コロナ無料検査】

群馬県在住がわかる身分証明書をお持ちの上、検査会場までお越しください。

受付時間:月~金 10:00~16:00
(土日祝日休み)

検査会場:株式会社メディック

高崎市あら町5番地1

TEL:027-321-3000

もうすぐハロウィンですね

いよいよ10月も終わりに近づいてきましたが、10月に入ったころは真夏のような暑さの日もあったのに、最近は一気に冬がやってきたように、寒い日が続いていますね。

10月31日はハロウィンですね。

ここ数年は、新型コロナウイルスの影響で、ハロウィンのイベントもあまり開催されていませんでしたが、今年は久しぶりにハロウィンのイベントを楽しむ方も多いのではないでしょうか。

ひと昔前は、ハロウィンは、アメリカなど欧米で行われるイベントという印象でしたが、最近では日本でも一般的になりましたね。

そもそも、ハロウィンは、紀元前の古代ケルト民族が起源となっており、彼らにとって10月31日は日本でいう大みそかにあたり、この日に秋の収穫のおまつりを行っていました。
それと同時に、この日は先祖の霊が戻ってくる日でもあったのですが、先祖の霊と一緒に、悪霊もやって来て、現世の人間に災いをもたらしたり、いたずらをするため、悪霊の仲間に見せかけるために行ったのが仮装の始まりだそうです。
なので、ハロウィンというと魔女やドラキュラ、ゴーストやガイコツなど、怖いモンスターの仮装が一般的なんですね。

また、ハロウィンといえば、目や鼻、口などをくりぬいたオレンジ色のカボチャのランタンを思い浮かべる方も多いと思いますが、これは『ジャック・オー・ランタン』と呼ばれるもので、元々は、カボチャではなくかぶをくりぬいていたようで、怖い顔をくりぬいて、そこにキャンドルを灯し、玄関の外に置くことで悪霊を怖がらせて追い払っていたそうです。

その文化がアメリカに伝わり、かぶがカボチャに代わり、ハロウィンも子どもが楽しめるイベントへと変化していったそうです。

今では、日本でもハロウィンは一般的となり、家族や友人とハロウィンパーティーを開いたり、各地でイベントも行われるようになりました。仮装も魔女やゴーストなどのポピュラーなものから、映画やアニメのキャラクターなど、さまざまに変化しています。

コロナも少し落ち着いた今、久しぶりに家族や友人たちで楽しむのもいいですよね。

ブライダルチェックを知っていますか?

秋はとても過ごしやすく、旅行やスポーツをするのにいい季節ですよね。

結婚式を挙げるにも、秋は人気が高く、今年は、去年、おととしと新型コロナウイルスの影響で入籍はしたものの、結婚式を挙げられなかったカップルが式を挙げることが増えているようで、その間に生まれたお子さんと一緒に式を挙げるカップルも多いそうです。

ところで、皆さん『ブライダルチェック』をご存じですか?

一般的には、結婚を控えた女性が受ける婦人科健診で、妊娠や出産に影響する病気や感染症などがないかどうかを調べる検査のことですが、近年、男性を対象とした『ブライダルチェック』もあり、パートナーと一緒に受ける方も増えています。

検査の内容は、病院によって様々ですが、女性は主に、性感染症の検査、子宮頸がん検査、子宮や卵巣の超音波検査、甲状腺機能の検査、男性は性感染症の検査、精液検査などが多いようです。

ブライダルチェックを受けることで、体の異変や病気などに気が付き、それが不妊につながるようであれば、不妊の治療が早く始められますし、性感染症は流産や早産の原因となるものや、出産時に赤ちゃんに感染する可能性がある病気も多くあるので、妊娠・出産を望むカップルは、是非受けておきたいですよね。

感染症や病気などを早めに知ることは、治療することでパートナーにうつす心配がなくなったり、健康維持することができたりと、妊娠に関係なくメリットがあります。

結婚に関わらず、パートナーがいる方は、ご一緒にブライダルチェックを受けてみてはいかがでしょうか?

【ブライダルチェック検査はこちらから】

【子宮頸がん検査はこちらから】