2024年 7月 の投稿一覧

新型コロナウイルスの感染者が増加しています

夏休みに入りましたが、今年も暑い日が続いていますね。

熱中症にならないように心がける毎日ですが、そんな中、今年の夏も新型コロナウイルスの感染者が全国的に増加傾向にあるようです。

たしかに、私の周りでも、コロナに感染した、と最近耳にするようになりました。

しばらく落ち着いていたので、あまり気にしていませんでしたが、第11波に入ったとも言われているようです。

今流行しているのは、「KP.3」といわれる新たな変異株で、従来の変異株と比べ、ワクチン接種や自然感染で得られた免疫を回避する能力が高まっており、また感染力も強いとのこと。

そのため、「三密」を避けたりマスクや手洗いなど基本的な感染対策をもう一度意識する必要があるといいますが、猛暑日続きの中、マスクの着用や換気も熱中症のリスクになりそうで、感染対策もなかなか難しいですよね。

「KP.3」の症状は、強いのどの痛みと発熱が特徴という記事もありますが、これまでのコロナと同様、症状は様々とも言われています。

発熱や倦怠感、頭痛といった症状だけだと、今時期は熱中症とも区別がつきにくいので、対応も難しいですよね。

今年の夏も、「手洗い・手指の消毒」と「適度な換気」、「状況に応じたマスク着用」で、熱中症もコロナの感染にも気を付けて過ごしたいですね。

膣カンジダについて

まだ梅雨は明けていませんが、すでに梅雨明けしたかのような暑さが毎日続いていますね。

 

今回は、この時期に発症しやすい膣カンジダについてお話ししたいと思います。

腟カンジダとは、カンジダ菌という真菌によって起こる腟炎です。カンジダ菌はカビの一種ですが、私たちの皮膚や口の中、消化器や膣内に存在する常在菌です。
そのため、カンジダ菌は通常では人体に害を及ぼしませんが、何かしらの理由によって菌が増殖するとカンジダ症を発症します。カンジダ症はカンジダ菌が存在する体の様々な箇所に発症しますが、その中で膣内に発症するものを膣カンジダといいます。

膣カンジダの原因

カンジダ菌は常在菌ですので、健康な時には人体に影響を及ぼしません。
しかし、

・かぜや疲労、ストレスなどによる免疫力の低下
・妊娠などによるホルモンバランスの変化
・抗菌薬や抗生物質の使用   など

これらの理由により、カンジダ菌が膣内で増殖すると膣カンジダを発症します。
また、それ以外にも性的接触による感染や、膣内の過剰な洗浄、締め付けの強い下着の着用や高温多湿の環境などが原因となることもあります。

膣カンジダの症状

膣カンジダの症状として、外陰部の強いかゆみやおりものの変化、排尿痛などがあります。
おりものは白や黄色のヨーグルト状またはカッテージチーズ状のポロポロとしたおりものが出るのが特徴です。

膣カンジダの検査

膣カンジダの検査は、膣分泌物を採取して行います。主な検査方法は、顕微鏡を使用してカンジダ菌の存在を確認する検鏡法と、カンジダ菌を培養して増殖させて調べる培養法があります。

膣カンジダの治療

膣カンジダの治療には、抗真菌薬を用います。治療期間はおおよそ1~2週間で、膣剤や内服薬、またかゆみが強い場合には塗り薬を使用して治療します。

症状が軽度の場合には膣に備わっている自浄作用によって自然に治ることもありますが、基本的には症状が出ているようであれば、悪化したり、パートナーへ感染するリスクがあるため医療機関の受診をおすすめします。

膣カンジダは再発しやすい病気の一つです。
カンジダ菌はもともと体内にいる常在菌なので、菌が増殖することで発症します。
そのため、

・バランスの良い食事と十分な睡眠をとり、ストレスや疲労をためないようにする
・膣内や外陰部の過度な洗浄をしない
・通気性がよく、あまり締め付けのない下着を着用し、汗をかいたらこまめに着替える
・ナプキンやおりものシートはこまめに変える

こういったことを普段から気を付けることによって、発症を防ぐことができます。

日常生活を見直すことで、膣カンジダの発症を予防しましょう。

【カンジダの検査はこちらから】