2023年 8月 の投稿一覧

まだまだ暑い日が続きますね

8月も後半になりましたが、まだまだ暑い日が続いていますね。

この夏は、小中学生が熱中症で亡くなってしまうというショックなニュースもあり、熱中症の怖さを再確認した方も多いのではないでしょうか。

気温や湿度が高くなる日は、体を冷やしたり、こまめな水分補給といった熱中症対策を引き続きしっかり行って、夏を乗り切りたいですね。

しかし、一度に”水”だけを大量に摂取してしまうと、血液中の塩分濃度(ナトリウム)が急激に低下し、「低ナトリウム血症」の状態になり、『水中毒』になってしまうそうです。

『水中毒』になると、最初はめまいや頭痛・多尿や頻尿・下痢といった症状があらわれ、悪化すると吐き気・嘔吐・意識障害・呼吸困難などの症状が現れ、最悪の場合、熱中症と同じく、死に至る場合もあるそうです。

『水中毒』を防ぐためには、水分補給はこまめに行い、その時に塩分も忘れずに摂取することが大切とのこと。

今年は『水中毒』の患者さんが増えているそうなので、熱中症と同じく『水中毒』にも気を付けたいですね。

 

 

お盆休み

明日は山の日ですね。明日からそのままお盆休みに入る方も多いのではないでしょうか。

先週はずっと猛暑続きでしたが、今週は一転、台風の影響なのか、全国的に雨の日が多いですね。

別の台風も近づいてきているので、少し心配なお盆休みになりそうです。

新型コロナウイルスが5類に移行してから、最近は徐々に増加傾向にあるようなので、旅行や帰省で移動する方も多いのでこちらも気を付けたいですね。

また、夏は気分が開放的になりがちなので、性感染症に感染する人が多い時期でもあります。

梅毒患者は近年急増していますので、特に注意が必要です。

梅毒は早期に発見し、早期治療を行えば治る病気ですので、気になる方は早めに検査を受けて、感染が分かった場合はすぐに治療に取り掛かりましょう。

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梅毒以外の性感染症についても、感染したまま治療せずにいると、不妊などにつながる場合があります。

また、治療しても、パートナーが感染していると再感染する恐れがありますので、パートナー同士で検査を受けることをおすすめします。

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子宮頸がんについて

子宮頸がんとは、子宮の入り口にあたる「子宮頸部」にできるがんのことです。

大部分の子宮頸がんは、CIN(子宮頸部上皮内腫瘍)やAIS(上皮内腺がん)という、がんになる前の状態を経てからがんになります。

がんになる前の状態であるCINやAISの時期には症状がなく、おりものの変化や出血、痛みもありません。

子宮頸がんが進行すると、月経中でないときや性交時の出血、においを伴う濃い茶色や膿のようなおりもの、水っぽいおりものや粘液がたくさん出るなどの症状がみられることがあります。

がんが子宮の外に広がると、多量の出血、骨盤や下腹部、腰の痛み、尿や便に血が混じる、下肢のむくみなどの症状が出ることもあります。

子宮頸がんの検査

子宮頸がんの検査は、まずスクリーニング検査として子宮頸部の細胞診検査を行います。

細胞診検査とは、子宮頸部(子宮の入り口)を先にブラシのついた専用の器具で擦って細胞を採り、異常な細胞があるか顕微鏡で調べる検査です。

その結果によっては、子宮頸がんの発生する危険性が高い種類のヒトパピローマウイルス(HPV:Human Papillomavirus)の感染を検査するハイリスクHPV検査を行うこともあります。

CINやAIS、がんなどの疑いがある場合には、コルポスコープ(腟拡大鏡)を使用した観察と異常が疑われる部位の病理組織検査を行います。

子宮頸がんと診断された場合には、内診・直腸診、超音波(エコー)検査、CT検査、MRI検査、PET検査を行って、子宮の周りや体全体にがんが広がっていないか確認します。

また膀胱や直腸を内視鏡で観察し、浸潤の有無を確認することもあります。

 

子宮頸がんの治療

子宮頸がんの治療には、手術(外科治療)、放射線治療、薬物療法があります。

治療は、がんの進行の程度や組織型に応じた標準治療を基本として、本人の希望や生活環境、年齢を含めた体の状態などを総合的に検討し、担当医と話し合って決めていきます。

子宮頸がんの予防

子宮頸がんのほとんどは、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染が原因であることがわかっています。

このウイルスは性的接触により子宮頸部に感染します。

現在はHPVワクチンが開発され、日本を含め、世界各国でワクチン接種が行われています。

HPVワクチンにより子宮頸がんの60~70%を予防できると考えられています。

 

子宮頸がんは早期に発見すれば治癒率も高く、予後の良いがんですので、早期発見が極めて重要です。

HPVワクチンの接種と、定期的に子宮頸がん検診を受けることが子宮頸がんの予防や早期発見につながります。

 

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≪参照資料≫
子宮頸がん(国立がん研究センター がん情報サービス)

子宮頸がん(公益社団法人 日本産科婦人科学会)