2022年 10月 の投稿一覧

もうすぐハロウィンですね

いよいよ10月も終わりに近づいてきましたが、10月に入ったころは真夏のような暑さの日もあったのに、最近は一気に冬がやってきたように、寒い日が続いていますね。

10月31日はハロウィンですね。

ここ数年は、新型コロナウイルスの影響で、ハロウィンのイベントもあまり開催されていませんでしたが、今年は久しぶりにハロウィンのイベントを楽しむ方も多いのではないでしょうか。

ひと昔前は、ハロウィンは、アメリカなど欧米で行われるイベントという印象でしたが、最近では日本でも一般的になりましたね。

そもそも、ハロウィンは、紀元前の古代ケルト民族が起源となっており、彼らにとって10月31日は日本でいう大みそかにあたり、この日に秋の収穫のおまつりを行っていました。
それと同時に、この日は先祖の霊が戻ってくる日でもあったのですが、先祖の霊と一緒に、悪霊もやって来て、現世の人間に災いをもたらしたり、いたずらをするため、悪霊の仲間に見せかけるために行ったのが仮装の始まりだそうです。
なので、ハロウィンというと魔女やドラキュラ、ゴーストやガイコツなど、怖いモンスターの仮装が一般的なんですね。

また、ハロウィンといえば、目や鼻、口などをくりぬいたオレンジ色のカボチャのランタンを思い浮かべる方も多いと思いますが、これは『ジャック・オー・ランタン』と呼ばれるもので、元々は、カボチャではなくかぶをくりぬいていたようで、怖い顔をくりぬいて、そこにキャンドルを灯し、玄関の外に置くことで悪霊を怖がらせて追い払っていたそうです。

その文化がアメリカに伝わり、かぶがカボチャに代わり、ハロウィンも子どもが楽しめるイベントへと変化していったそうです。

今では、日本でもハロウィンは一般的となり、家族や友人とハロウィンパーティーを開いたり、各地でイベントも行われるようになりました。仮装も魔女やゴーストなどのポピュラーなものから、映画やアニメのキャラクターなど、さまざまに変化しています。

コロナも少し落ち着いた今、久しぶりに家族や友人たちで楽しむのもいいですよね。

ブライダルチェックを知っていますか?

秋はとても過ごしやすく、旅行やスポーツをするのにいい季節ですよね。

結婚式を挙げるにも、秋は人気が高く、今年は、去年、おととしと新型コロナウイルスの影響で入籍はしたものの、結婚式を挙げられなかったカップルが式を挙げることが増えているようで、その間に生まれたお子さんと一緒に式を挙げるカップルも多いそうです。

ところで、皆さん『ブライダルチェック』をご存じですか?

一般的には、結婚を控えた女性が受ける婦人科健診で、妊娠や出産に影響する病気や感染症などがないかどうかを調べる検査のことですが、近年、男性を対象とした『ブライダルチェック』もあり、パートナーと一緒に受ける方も増えています。

検査の内容は、病院によって様々ですが、女性は主に、性感染症の検査、子宮頸がん検査、子宮や卵巣の超音波検査、甲状腺機能の検査、男性は性感染症の検査、精液検査などが多いようです。

ブライダルチェックを受けることで、体の異変や病気などに気が付き、それが不妊につながるようであれば、不妊の治療が早く始められますし、性感染症は流産や早産の原因となるものや、出産時に赤ちゃんに感染する可能性がある病気も多くあるので、妊娠・出産を望むカップルは、是非受けておきたいですよね。

感染症や病気などを早めに知ることは、治療することでパートナーにうつす心配がなくなったり、健康維持することができたりと、妊娠に関係なくメリットがあります。

結婚に関わらず、パートナーがいる方は、ご一緒にブライダルチェックを受けてみてはいかがでしょうか?

【ブライダルチェック検査はこちらから】

【子宮頸がん検査はこちらから】

 

全国旅行支援がスタート

最近は、気温が上がったり下がったりと、不安定な気候が続いていますが、みなさん体調はいかがでしょうか。

新型コロナウイルスの感染状況も徐々に落ち着いてきて、海外からの入国制限も大幅に緩和され、国内ではいよいよ全国旅行支援が開始しましたね。

この機会に旅行を考えている方もたくさんいるのではないでしょうか。

でも、旅行は行きたいけれど、人が多いところに出掛けるには、感染の不安もまだまだありますよね。

群馬県では、群馬県新型コロナ検査無料化事業の『感染拡大時の一般検査事業』を10月31日(月)まで、再度延長いたしました。

【群馬県新型コロナ検査促進事業の実施について(検査無料化事業)】

これまでと同じく、感染不安のある下記に該当する方は、引き続き当検査所でも検査を行っております。

・無症状の方
・濃厚接触者ではない方
・群馬県在住の方

【新型コロナ無料検査】

旅行に出かける前や、帰った後、感染の不安がある方は、上記に該当すればみなさん無料で検査が受けられますので、ご利用ください。

また、検査にお越しの際は、群馬県在住がわかる身分証明書をお持ちください。

受付時間:月~金 10:00~16:00
(土・日・祝日休み)

検査会場:株式会社メディック

高崎市あら町5番地1

TEL:027-321-3000

 

クラミジアについて

この間まで夏のような暑さが続いていたのに、急に寒くなりましたね。こんな時は体調を崩しやすいので、みなさん、暖かくして体調管理に気を付けてくださいね。

今日は、性感染症(STD)の一つのクラミジアについてお話ししたいと思います。

クラミジアは、日本国内で最も多い性感染症の一つで、クラミジア・トラコマチスという病原体が、性行為などにより、性器やのど、直腸などの粘膜に感染します。

クラミジアの症状

クラミジアは、症状が軽かったり、無症状のことも多いので、感染していることに気が付きにくい感染症です。

症状が出る場合は、1~3週間の潜伏期間を経て、男性では、尿道から感染して急性尿道炎を起こし、排尿痛、尿道の不快感やかゆみ、尿道から透明~乳白色の膿が出るなどの症状があらわれます。さらに、病原菌が前立腺や精巣まで侵入すると、前立腺炎や精巣上体炎、男性不妊症などを引き起こす場合もあります。

一方、女性では、子宮の入り口が炎症する子宮頚管炎を起こし、おりものの増加、不正出血、下腹部痛、性交痛がみられます。その後、感染が子宮内膜、卵管へと広がり、子宮内膜炎、卵管炎、骨盤内炎症性疾患を起こし、不妊症や子宮外妊娠の原因となります。
また、妊婦が感染すると、子宮が収縮しやすくなり、流産や早産のリスクも高くなります。そして出産時には産道感染により、新生児にも感染させる恐れがあります。

女性は男性よりも症状が出にくいと言われていますので、妊婦健診や不妊治療で発見される場合も多くあります。

また、クラミジアは性器だけではなく、オーラルセックスなどにより咽頭に感染することもありますが、多くの場合無症状です。

クラミジアの検査

クラミジアの検査は、感染部位や症状に合わせて、尿の採取、患部をぬぐう、うがい液の使用などにより感染の有無を調べます。 感染を検査する方法には、核酸増幅検査(リアルタイムPCR法、SDA法、TMA法など)、抗原検査、抗体検査があります。核酸増幅検査は、検出感度が高く、1つの検体で淋菌との同時検出、鑑別が可能であるため、混合感染の診断にも有用です。しかし、クラミジアの生死にかかわらずに検出してしまうため、治療後の検査のタイミングや判定には注意が必要です。

クラミジアの治療

クラミジアは自然治癒はしませんので、必ず治療することが必要です。
治療は、抗生物質の内服により行います。症状が重い場合は、点滴による治療を行う場合もあります。
また、クラミジアは男女間でお互い感染させるピンポン感染があるため、パートナーと一緒に治療を行うことが大切です。

クラミジアは、性的活動の活発な10代~20代の若年層の感染者が多く、自覚症状がない場合も多いため、気が付かないうちに感染していたり、パートナーに感染させていることが多い感染症です。
また、治療せずに放置すると不妊にもつながりますので、感染の可能性があった場合は早めに検査し、医療機関を受診しましょう。その際、パートナー等と一緒に検査を受けることも大切です。

【クラミジアの検査はこちらから】

<参照資料>
性器クラミジア感染症とは (国立感染症研究所)

性感染 最新情報(5) 若者に広がるクラミジア・淋菌感染症 (NHK)

性器クラミジア感染症 (時事メディカル)