性感染症が増えています

毎日暑い日が続いていますね。

梅雨時期なのに真夏のような暑さが続いていて、体調を崩している方も多いのではないでしょうか。

暑さに加え、雨の多いこの時期は、気圧の変化の関係で頭痛やめまい、首や肩の凝り、関節痛や疲労感などといった気象病と呼ばれる体の不調も起こりがちです。

気象病は自律神経の乱れによって起こりやすくなりますので、自律神経を整えることが大切です。

暑さを我慢せずにエアコンを活用し、睡眠を十分にとって、健康的な生活を送ることを心がけたいですね。

一方、性感染症について、近年、梅毒の感染者が急増していることがニュースにもよく取り上げられていますが、そのほかの性感染症についても増加傾向にあるのはご存じでしょうか?

性感染症の中でも感染者数が最も多いクラミジアや、淋菌については、2000年代前半をピークに感染者の報告件数は減少していましたが、コロナ過を経てその件数は近年増加傾向にあります。

 

性感染症に感染していると、ほかの性感染症にも感染しやすくなります。

気になる症状や、感染の機会があった場合は、複数の性感染症について検査することをおすすめします。

【検査の一覧はコチラから】

 

ブライダルチェックを受けてみませんか?

6月に入りいよいよ梅雨の季節となりましたね。沖縄では今年はすでに梅雨明けしたようですが、全国的にはしばらくお天気がすぐれない日が続きそうです。

6月と言えば、”ジューンブライド”を思い浮かべる方もいるのではないでしょうか。”ジューンブライド”はヨーロッパ発祥の言い伝えで、『6月の花嫁は幸せになれる』と言われており、かつてはジューンブライドにあこがれを持った女性も多くいたと思いますが、日本では6月は梅雨の季節にあたるため、実際は6月の結婚式はあまり多くないようです。

それでも6月は結婚を考えるきっかけにはなりそうですね。

結婚を控えた女性におすすめしたいのが【ブライダルチェック】です。

【ブライダルチェック】は、一般的には、結婚前に女性が受ける婦人科健診で、妊娠や出産に影響する病気や感染症などがないかどうかを調べる検査のことですが、近年は男性を対象とした【ブライダルチェック】もあり、結婚前にパートナーと一緒に受ける方が増えています。

検査の内容は、病院によって様々ですが、女性は主に、性感染症の検査、子宮頸がん検査、子宮や卵巣の超音波検査、甲状腺機能の検査、男性は性感染症の検査、精液検査などが多いようです。

ブライダルチェックを受けることで、体の異変や病気などに気が付き、それが不妊につながるようであれば、不妊の治療を早く始めることができます。

また、性感染症は流産や早産の原因となるものや、出産時に赤ちゃんに感染する可能性がある病気も多くありますので、妊娠前に病気を発見し、治療を行うことで、赤ちゃんへの影響をなくすことができます。

妊娠・出産を望む方は、是非受けておきたいですよね。

一方、不妊の原因は女性だけではなく、男性が原因となる場合も少なくありません。また、性感染症は皆さんご存じのように、性行為によって感染しますので、ブライダルチェックはパートナーと一緒に受けることがおすすめです。

ブライダルチェックは病気の発見につながったり、今まで知らなかった自分の体の状態を知ることができるので、結婚・出産を予定していない方も、定期的に検査を受けてみてはいかがでしょうか?

【ブライダルチェック検査はこちらから】

【子宮頸がん検査はこちらから】

パッケージデザインが新しくなりました

いつもさくら検査研究所をご利用いただき、ありがとうございます。

この度、当検査所の検査器具のパッケージデザインが新しくなりました。

性感染症の検査というと、まだまだハードルが高いと感じる方も少なくありません。

そのため、今回のリニューアルでは、一目では検査と分からない清潔感のある、ナチュラルでやさしいデザインに変更いたしました。

また、近年の様々な配送サービスに対応できるよう厚さを薄くし、スリムなデザインとなっています。

パッケージは変更になりましたが、検査器具や検査方法はこれまでと変更ありませんので、さくら検査研究所をご利用いただいていたお客様には、これまでと変わらず、安心して検査を受けていただけます。

性感染症は気になるけれど、なんとなくハードルが高くて受けづらいかも・・・

そう感じていた方は、この機会に是非、さくら検査研究所の検査をお試しください。

【さくら検査研究所 検査一覧】

4月になりますね

今年も卒業&入学のシーズンを迎え、全国各地から桜の開花のニュースが届くようになりました。

3月は、気温が急に下がって雪が降ったかと思えば、各地で夏日や真夏日が記録されるなど、気候が目まぐるしく変化していましたね。

それでもこの時期は、徐々に春が感じられるようになり、気分が高まる方も多いのではないでしょうか。

その反面、新生活を迎えることによって生活が大きく変化し、ストレスを感じる方もいると思います。

春は朝晩の寒暖差が大きく、また新生活のストレスなどにより、体調を崩す方が増える時期でもあるようです。

それらの体調不良は自律神経の乱れが関係していることも多いため、自律神経を整えることが大切です。

自律神経を整えるためには

・決まった時間に起床し、朝食を食べる

・バランスの良い食事を心がけ、ビタミン、カルシウム、ミネラルを積極的に摂るよう意識する

・十分な睡眠をとる

・適度な運動を心がける

・規則正しい生活

これらのことを心がけ、すこやかに春を過ごしたいですね。

2024年の梅毒感染者数は14,663人

この冬は早い時期からインフルエンザが大流行し、最近は感染者は減少傾向にあるようですが、各地で学級閉鎖が相次ぎ、まだまだ油断できない状況が続いているようです。

一方、近年増加している梅毒の感染者数について、国立感染症研究所は、2024年の全国の感染者数が速報値で14,663人だったことを明らかにしました。これは、現在の方法で統計を開始してから、過去2番目に多い患者数とのことです。

前年度より報告件数は減ったものの、依然として梅毒の感染者は増え続けています。

 

梅毒とは

梅毒は梅毒トレポネーマという病原体の感染によっておこる性感染症です。
梅毒トレポネーマがリンパ節に侵入し、時間の経過とともに血液を巡って全身に広がっていきます。

粘膜や皮膚の直接の接触によって感染するので、主に性行為やオーラルセックスやキス、アナルセックスなどによって感染します。
また、感染した妊婦の胎盤を通じて胎児に感染する場合もあります。(先天梅毒)

感染後3~6週間程度の潜伏期を経て、様々な症状が出現しますが、症状のない場合もあるので注意が必要です。

 

梅毒の症状

早期顕症梅毒 第Ⅰ期:感染後約3週間後、感染がおきた部位(陰部、肛門、口など)に、初期硬結(しこり)や硬性下疳(潰瘍)が見られたり、リンパ節の腫れなどの症状が出てきます。
これらは、無治療でもやがて症状がおさまってきますが、病原体がいなくなったわけではないので、他の人にうつす可能性もあります。

早期顕症梅毒 第Ⅱ期(感染後数か月):第Ⅰ期の症状が一旦消失したのち4~10週間の潜伏期を経て、手のひらや足の裏など、全身に赤い発疹(梅毒性バラ疹)が出てきます。
また、発熱、倦怠感等の全身症状に加え、泌尿器系、中枢神経系、筋骨格系の多彩な症状を呈することがあります。
第Ⅰ期同様、無治療でも数週間~数か月で症状はおさまってきます。

晩期顕症梅毒 第Ⅲ期(感染後3~10年):感染後数年が経つと、皮膚や筋肉、骨などにゴムのような腫瘍(ゴム腫)が発生することがあります。

晩期顕症梅毒 第Ⅳ期(感染後10年以上):さらに無治療のまま年数が経過すると、心臓、血管、脳などの複数の臓器に病変が生じ、場合によっては死亡に至ることもあります。

現在では、比較的早期から治療を開始する例が多く、抗菌薬が有効であることなどから、晩期顕症梅毒に進行することはほとんどありません。

 

梅毒の検査

血液検査と医師による診察で判断します。感染してから数週間ほどは、検査しても陽性反応が出ない潜伏期間があるため、感染後3週間ほど経過してから検査結果を確認する必要があります。

 

梅毒の治療

梅毒にはペニシリン系などの抗菌薬が使用されます。国内では、抗菌薬の内服治療が一般的に行われてきましたが、2021年9月に梅毒の世界的な標準治療薬であるベンジルペニシリンベンザチン筋注製剤の国内での製造販売が承認され、現在ではベンジルペニシリンベンザチンの筋肉注射による治療も行われています。また、神経梅毒などの場合は、抗菌薬の点滴により治療が行われます。
内服治療の場合、内服期間は病期などを考慮して医師が判断します。一度症状がなくなっても、医師の許可を得るまでは自己判断で薬の服用や治療ををやめることはせず、医師が治療を終了とするまで、根気強く治療を続けることが大切です。。

 

梅毒の予防

コンドームを使用することで予防の効果はありますが、コンドームが覆わない部分の皮膚や粘膜に症状があると感染します。

 

梅毒は、治療をしなくても症状がなくなることがありますが、自然に治ることはありません。
早期に治療を行えば治る病気ですので、異常があった場合は早めに検査し、医療機関を受診しましょう。その際、大切な人を守るため、パートナー等と一緒に検査を受けることも大切です。
また、一度完治しても、感染を繰り返すことがありますので、再感染の予防が必要です。

【梅毒の検査はこちらから】

≪参照資料≫

梅毒に関するQ&A(厚生労働省ホームページ)

梅毒とは(国立感染症研究所)

日本の梅毒症例の動向について(国立感染症研究所)

あけましておめでとうございます

旧年中は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申しあげます。

さくら検査研究所では、今年もより一層お客様に満足していただけるよう、サービスの向上に努めて参りたいと思いますので、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

いよいよ冬がやってきましたね

今年は12月に入っても暖かい日が続いていて、年の瀬という感じが全くありませんでしたが、最近になって一気に冬がやってきた感じがしますね。

北の方では記録的な大雪に見舞われているようで、異常気象なのだとつくづく感じさせられます。

急に寒くなった影響で、体調を崩している人も多いのではないでしょうか。

インフルエンザやマイコプラズマ肺炎など感染症も多く流行しているようで、私の周りでも子どもがマイコプラズマ肺炎にかかり入院するケースがありました。

また、今年はリンゴ病(伝染性紅斑)も流行しているそうです。リンゴ病はかぜのような症状が出たあと、ほおなどに赤い発疹が出るのが特徴です。

リンゴ病は主に子どもの間で流行することが多いようですが、妊婦が感染すると流産につながるおそれもあるとのことなので、妊娠中の方は特に注意が必要です。

薬不足などもおきているようなので、普段からバランスのとれた食事と、睡眠をしっかりとって体調を崩さないように気を付けたいですね。

感染症に注意しましょう

もうすぐお盆ですね。

今年は祝日の関係で、明日から長期のお休みに入る人も多いのではないでしょうか?

新型コロナウイルスが流行してから、毎年この時期にコロナの感染者が増えていましたが、今年も例にもれず感染者が増加傾向にあるようです。

感染対策を行いながら、帰省や旅行を楽しめるといいですね。

また、夏は気持ちも開放的になりやすく、性感染症の感染者が増える時期でもあります。

特に梅毒については、性風俗産業の従事者や利用者が患者の多くを占めていますが、SNSの普及などにより、それ以外の人たちにも患者が増加しています。若い女性の感染は、不妊や胎児への感染にもつながりますので、誰でもかかる病気と考えて、正しい知識を持ち、感染を予防しましょう。

性感染症は、他の人にうつさないためにも早期発見、早期治療が大切です。少しでも気になる場合は、検査を行い、感染が認められた場合はすぐに医療機関を受診しましょう。

 

【性感染症の検査はこちらから】

新型コロナウイルスの感染者が増加しています

夏休みに入りましたが、今年も暑い日が続いていますね。

熱中症にならないように心がける毎日ですが、そんな中、今年の夏も新型コロナウイルスの感染者が全国的に増加傾向にあるようです。

たしかに、私の周りでも、コロナに感染した、と最近耳にするようになりました。

しばらく落ち着いていたので、あまり気にしていませんでしたが、第11波に入ったとも言われているようです。

今流行しているのは、「KP.3」といわれる新たな変異株で、従来の変異株と比べ、ワクチン接種や自然感染で得られた免疫を回避する能力が高まっており、また感染力も強いとのこと。

そのため、「三密」を避けたりマスクや手洗いなど基本的な感染対策をもう一度意識する必要があるといいますが、猛暑日続きの中、マスクの着用や換気も熱中症のリスクになりそうで、感染対策もなかなか難しいですよね。

「KP.3」の症状は、強いのどの痛みと発熱が特徴という記事もありますが、これまでのコロナと同様、症状は様々とも言われています。

発熱や倦怠感、頭痛といった症状だけだと、今時期は熱中症とも区別がつきにくいので、対応も難しいですよね。

今年の夏も、「手洗い・手指の消毒」と「適度な換気」、「状況に応じたマスク着用」で、熱中症もコロナの感染にも気を付けて過ごしたいですね。

膣カンジダについて

まだ梅雨は明けていませんが、すでに梅雨明けしたかのような暑さが毎日続いていますね。

 

今回は、この時期に発症しやすい膣カンジダについてお話ししたいと思います。

腟カンジダとは、カンジダ菌という真菌によって起こる腟炎です。カンジダ菌はカビの一種ですが、私たちの皮膚や口の中、消化器や膣内に存在する常在菌です。
そのため、カンジダ菌は通常では人体に害を及ぼしませんが、何かしらの理由によって菌が増殖するとカンジダ症を発症します。カンジダ症はカンジダ菌が存在する体の様々な箇所に発症しますが、その中で膣内に発症するものを膣カンジダといいます。

膣カンジダの原因

カンジダ菌は常在菌ですので、健康な時には人体に影響を及ぼしません。
しかし、

・かぜや疲労、ストレスなどによる免疫力の低下
・妊娠などによるホルモンバランスの変化
・抗菌薬や抗生物質の使用   など

これらの理由により、カンジダ菌が膣内で増殖すると膣カンジダを発症します。
また、それ以外にも性的接触による感染や、膣内の過剰な洗浄、締め付けの強い下着の着用や高温多湿の環境などが原因となることもあります。

膣カンジダの症状

膣カンジダの症状として、外陰部の強いかゆみやおりものの変化、排尿痛などがあります。
おりものは白や黄色のヨーグルト状またはカッテージチーズ状のポロポロとしたおりものが出るのが特徴です。

膣カンジダの検査

膣カンジダの検査は、膣分泌物を採取して行います。主な検査方法は、顕微鏡を使用してカンジダ菌の存在を確認する検鏡法と、カンジダ菌を培養して増殖させて調べる培養法があります。

膣カンジダの治療

膣カンジダの治療には、抗真菌薬を用います。治療期間はおおよそ1~2週間で、膣剤や内服薬、またかゆみが強い場合には塗り薬を使用して治療します。

症状が軽度の場合には膣に備わっている自浄作用によって自然に治ることもありますが、基本的には症状が出ているようであれば、悪化したり、パートナーへ感染するリスクがあるため医療機関の受診をおすすめします。

膣カンジダは再発しやすい病気の一つです。
カンジダ菌はもともと体内にいる常在菌なので、菌が増殖することで発症します。
そのため、

・バランスの良い食事と十分な睡眠をとり、ストレスや疲労をためないようにする
・膣内や外陰部の過度な洗浄をしない
・通気性がよく、あまり締め付けのない下着を着用し、汗をかいたらこまめに着替える
・ナプキンやおりものシートはこまめに変える

こういったことを普段から気を付けることによって、発症を防ぐことができます。

日常生活を見直すことで、膣カンジダの発症を予防しましょう。

【カンジダの検査はこちらから】