HPV(子宮頸がん)ワクチン

以前、知人が自分の娘に子宮頸がんのワクチン(HPVワクチン)を接種するかどうか悩んでいた、という話をしましたが、その後どうなったか知人に聞いたところ、1回目の接種は済ませたとのことでした。

現在、HPVワクチンの定期接種は3種類(9価ワクチン「シルガード9」、4価ワクチン「ガーダシル」、2価ワクチン「サーバリックス」)から選ぶことができます。

予防できるHPVの種類がそれぞれ、9種類、4種類、2種類となるのですが、知人はそれぞれの特徴や副反応、接種回数などを考えて、9価ワクチンの「シルガード9」を選択したそうです。

接種時は、インフルエンザなどの予防接種に比べると痛みが強かったようですが、思っていたほどの痛みでもなく、その後も腫れや痛みといった副反応はなかったようです。

1回目が大丈夫でも、2回目以降では副反応があったという話も聞くので、まだ安心はできないのですが、とりあえず今回は何事もなくほっとしたと言っていました。

子宮頸がんの予防には、HPVワクチンの接種はとても有効です。

「シルガード9」では子宮頸がんの原因の80~90%、「ガーダシル」や「サーバリックス」でも子宮頸がんの原因の50~70%を防ぐと言われています。

しかし、高い確率で予防できるといっても100%ではないので、ワクチン接種をしたうえで、20歳以上の女性は、2年に1回の頻度で子宮頸がん検診を受けることが推奨されています。

【子宮頸がんの検査はこちらから】

≪参照資料≫

ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~厚生労働省

HPVワクチンに関するQ&A~厚生労働省