気象病(天気痛)をご存じですか

9月に入り、日本に台風が次々と近づいてきて、天候が良くない日も多くありましたが、みなさん体調はいかがでしょうか?

昔から、天気が悪くなると古傷が痛んだり、頭痛がするなど、体調不良を起こすという話をよく聞きますが、近年、気候や天気の変化が原因で、頭痛やめまい、関節痛などの体調不良が起こる症状は、総称して【気象病】または【天気痛】と呼ばれるようになり、認知されるようになりました。症状は人によりさまざまで、倦怠感やうつ症状が現れる場合もあるようです。

気象病は気候変更の激しい季節の変わり目や梅雨の時期、また台風が多い今の時期などに特に起こりやすく、潜在的な患者数は1000万人にも上ると言われています。

これらは、気圧の変化が大きく関係していて、この変化に【内耳】のセンサーが過剰に反応し、その情報が脳に伝わって自律神経のバランスが乱れ、もともと持っていた症状が出現するようです。

気象病の予防としては、自律神経のバランスを整えることが重要になるため、

朝日を浴びる、朝食を摂る、バランスの良い食事、適度な運動、十分な睡眠など、規則正しい生活を送ることが大切です。

また、耳の周りの血行が悪くなると、内耳が過敏になるため、内耳の血行を良くすることが効果的です。
具体的には、

 ・耳の後ろにホットタオルや温かいペットボトルなどをあてて温める

 ・寒い季節は、イヤーマフや帽子などで防寒対策

 ・両耳を上下や横に引っ張ったり、つまんで回したりする耳のマッサージ

【1分で出来る!くるくる耳マッサージ】

などがあげられます。

また新たに台風も発生し、3連休も台風の影響がありそうなので、天候によって体調不良になりやすい方は、ぜひ試してみてください。

 

<参照資料>

【雨の日に体調が悪くなる-天気痛- 日本医師会】

【頭痛-る 気圧予報で体調管理】