性感染症について

こんにちは。先週は、連日、真夏のような暑さが続いていましたが、今週は梅雨に逆戻りしたように、毎日不安定なお天気が続いていますね。

今日は、性感染症についてお話ししたいと思います。

性感染症(STD)とは、通常の性行為に限らず、性的接触によって感染する病気の総称です。

・症状がなくても感染している可能性がある。

自覚症状が乏しい性感染症が多いため、感染に気が付かず、他の人に感染させることもあります。

・一度治っても、何度でも感染することがある。

性感染症は治療すれば治りますが、免疫ができない病気が多いので、治っても再感染することがあります。

・妊娠中に罹患していると、赤ちゃんが感染することがある。

性感染症は妊娠中にかかっていると、胎児に感染したり、出産時に産道で感染したりと、生まれた赤ちゃんに影響を及ぼすことがあります。

また、流産や死産の原因にもなります。

・治療しないでいると、症状が重くなったりすることもある。

一度感染すると、基本的には自然治癒することはありません。

例えば、梅毒では、無治療のまま放置すると、心臓や血管の病気、神経麻痺など、重い症状が現れ、死に至る場合もあります。

また、淋菌、クラミジアなどは子宮や卵巣、精巣の病気、不妊や流産・早産の原因となることもあります。

性感染症は症状がないことも多く、あっても症状が軽く気が付かない、また自覚症状があっても医療機関を受診しにくいといった理由で、正しい治療に結びつかなかったり、感染がいつの間にか他の人へ広がっている場合があります。

しかし、治療しないままでいると、他の人に感染を広げてしまうだけでなく、自身も不妊の原因となったり、大きな病気へと進展する可能性もあるので、早期発見・早期治療が大切です。

大切なパートナーを守るためにも、何か少しでも症状があったり、感染が疑われる場合は、早めの検査をお勧めします。

【検査の一覧はコチラから】

≪参照資料≫

これって、性感染症?

性感染症とは(公益財団法人 性の健康医学財団)